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自社サーバー版 運用・保守ガイド

このガイドについて

自社サーバーデータベースを運用するお客様の IT 担当者向けに、日常運用・保守作業をまとめます。サーバー上でのコマンド操作を含む作業は、原則として導入時と同じ担当者が行ってください。

日常運用チェックリスト

頻度確認事項
日次自動バックアップの成功 (backups/ に当日のダンプ 2 つがあるか、backups/logs/backup-<日付>.log の末尾が OK か)
週次ディスク空き容量 (df -h)。バックアップの外部保管 (後述)
月次管理コンソールの「サーバーライセンス」画面で残り日数を確認。TLS 証明書の有効期限を確認

バックアップ運用

自動バックアップの仕組み

root の cron から scripts/backup-cron.sh が毎日実行され、管理データベースとアルバムデータベースのダンプ (*.sql.gz) を backups/ に作成します。保持ポリシーは既定で 直近 14 日分 + 月次 12 世代で、古いものは自動削除されます。

注意: このスクリプトは root で実行する必要があります (backups/logs/ の権限のため)。手動実行する場合は sudo ./scripts/backup-cron.sh としてください。

外部保管 (強く推奨)

backups/ はサーバー本体と同じディスクにあります。サーバー障害に備え、ダンプを定期的に別筐体 (社内ファイルサーバー、テープ等) へコピーしてください。あわせて以下 2 点はサーバー外の安全な場所に必ず保管してください:

  1. onprem.env の控え — 全設定とパスワード類
  2. encryption.key の値 — 紛失するとデータベース内の暗号化済み接続情報が復号不能になります

復元

小規模な復元 (誤操作からの巻き戻し等) は管理コンソールの「バックアップ」画面から実行できます (操作ガイド参照)。サーバー全損からの復旧は、新サーバーへセットアップガイドどおりに導入後、onprem.env の控えを復元してから外部保管のダンプを復元します。手順に不安がある場合は Power Office サポートへご相談ください。

バージョンアップ

新しいバージョンの配布アーカイブと SHA-256 ファイルは、会員ポータルの製品ページからダウンロードできます。アーカイブ同梱のリリースノートに、変更点・追加された設定キー・再試験が必要な範囲が記載されています。

手順の概要 (詳細は各リリースノートが正):

  1. 事前バックアップを取得: sudo ./scripts/backup-cron.sh
  2. 新しいアーカイブの SHA-256 を検証し、既存ディレクトリに上書き展開 (onprem.envcerts/backups/ は上書きされません)
  3. 新イメージを読み込み: docker load < images/rad-onprem-images-<新バージョン>.tar
  4. onprem.envAPP_VERSION を新バージョンに変更し、リリースノート記載の新規設定キーがあれば追記
  5. ./scripts/update.sh を実行し、末尾に ✓ Update complete. が出ることを確認
  6. リリースノート記載の OQ 再試験項目を実施

ロールバック

アップデートに問題があった場合は、手順 1 のバックアップと旧バージョンのイメージで巻き戻せます:

  1. docker compose --env-file onprem.env down
  2. データベースを事前バックアップから復元
  3. APP_VERSION を旧バージョンに戻し、docker compose --env-file onprem.env up -d --wait

TLS 証明書の更新

証明書の期限が近づいたら、新しい tls.crt / tls.keycerts/ に配置して Web サーバーを再起動します:

docker compose --env-file onprem.env restart web

設定変更時の注意

onprem.env は稼働中のアプリケーションに直接読み込まれています。編集時は次の 2 点に注意してください:

  1. sed -i や一部エディタの保存方式では変更が反映されないことがあります。編集後は必ず反映を確認してください
  2. 編集後はアプリケーションを再起動: docker compose --env-file onprem.env restart app

障害時の連絡手順

Power Office サポートへ連絡する際は、次の情報を添えてください。切り分けが大幅に早くなります。

  1. 発生日時と、直前に行った操作
  2. 画面のエラーメッセージ (スクリーンショット)
  3. サーバーログ (以下のコマンドの出力):
docker compose --env-file onprem.env logs --tail=200 --timestamps
  1. コンテナの状態:
docker compose --env-file onprem.env ps

サポート窓口・連絡先は契約時の案内をご確認ください。

サポートポリシー

各リリースはリリース日から 12 か月間サポートされます (修正・セキュリティパッチの提供)。期限後も利用は可能ですが、継続的な修正提供には新バージョンへの更新が必要です。