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Power Viewer

eCTD Storages

概要

このページでは、Power Viewer から SharePoint Online・Box・Google Drive などのクラウドストレージにアクセスできるようにするための準備手順を説明します。

eCTD Storage がアルバムデータベースやグループポリシーファイルとどう関係するかは、システム構成と設置場所で図解しています。

Power Viewer では、SubmissionUnit が保管されている場所(Local Directory やクラウドストレージなど)を「eCTD Storage」として事前に登録しておく必要があります。SubmissionUnit を追加する前に、その SubmissionUnit が存在する eCTD Storage 設定が登録済みであることが前提となります。なお、Local Directory をはじめ、一部の eCTD Storage 設定は初期設定で登録済みです。

クラウドストレージを eCTD Storage として登録するには、次の 2 段階の作業が必要です。

  1. クラウドストレージ側の準備(本ページの中心的な内容)— SharePoint Online・Box・Google Drive それぞれの管理画面で、Power Viewer からのアクセスを許可する OAuth クライアント(アプリケーション)を作成・設定します。
  2. Power Viewer 側への登録 — 準備した OAuth クライアントの情報(クライアント ID・シークレットなど)を Power Viewer の eCTD Storage 設定画面(画面2)に入力し、登録します。

以降のセクションでは、ストレージの種類ごとに、この 2 段階の手順を具体的に説明します。

画面構成

eCTD Storage 設定一覧(画面1)

eCTD Storage 設定の追加(画面2)

SharePoint Online の eCTD Storage 設定を追加する

SharePoint Online を eCTD Storage として利用する際、OAuth 2.0 / OpenID Connect に基づくストレージアクセス用のアプリケーション(OAuth クライアント)を構成する必要があります。構成方式には以下の 2 種類があります。

  • Custom
  • Delegated Custom

両者の違いは、OAuth クライアント(API アクセスアプリケーション)の管理主体にあります。

Custom

Custom 方式は、お客様自身が所有する OAuth クライアントを利用する方式です。お客様が自身のテナントで OAuth クライアントを作成し、その情報を使って eCTD Storage 設定を行います。

想定ユースケース

  • OAuth クライアントを自社で所有・管理したい
  • 外部ベンダー所有のアプリに Admin Consent を許可できない

前提

追加手順

  1. Entra ID 管理者アカウントでログインhttps://entra.microsoft.com

  2. アプリを作成 — アプリ名、サポートされているアカウントの種類、リダイレクト URI を入力して、アプリを登録します。

    アプリを作成

  3. スコープの設定 — 以下のスコープを追加します。

    • Files.Read.All
    • Sites.Read.All
    • User.Read
    • offline_access

    スコープの設定

  4. テナント ID、クライアント ID の取得 — テナント ID とクライアント ID を取得します。

    テナントID・クライアントIDの取得

  5. OAuth クライアントの情報を画面2に入力し、eCTD Storage 設定を追加

    eCTD Storage 設定を追加

Delegated Custom

Delegated Custom 方式は、Power Office が作成した OAuth クライアントをお客様のテナントに登録し、Custom として利用する方式です。OAuth クライアントの作成の手間を省いているだけで、仕組みとしては Custom 方式と同じものです。

想定ユースケース

  • OAuth クライアントを自社で作成・管理する手間を省きたい
  • 外部組織が所有する OAuth クライアントを自社テナントに登録できる

事前準備

この事前準備は、テナント管理者(一般的に、Power Viewer を利用する部署の管理責任者でなく IT 部署の担当者が担います)が実施する必要があります。事前準備として、Power Office によって作成された OAuth クライアントのお客様のテナントへのアクセス許可を承諾します。

  1. 管理者同意用リンクをクリックし、管理者アカウントでログイン — テナントの管理者が一度実施します。eCTD Storage 設定追加の度に実施する必要はありません。

  2. アクセス許可の承諾 — アプリ PowerViewerSharePointOnlineOAuth2 のテナントへのアクセス許可を承諾します。

    アクセス許可の承諾

追加手順

  1. Microsoft Entra 管理センターへアクセスhttps://entra.microsoft.com

  2. テナント ID の取得

    テナントIDの取得

  3. テナント ID の情報を画面2に入力し、eCTD Storage 設定を追加 — 表示名とテナント ID 以外は初期値から変更せず、追加します。

    eCTD Storage 設定を追加

Box の eCTD Storage 設定を追加する

Box を eCTD Storage として利用する際、OAuth 2.0 / OpenID Connect に基づくストレージアクセス用のアプリケーション(OAuth クライアント)を構成する必要があります。構成方式には以下の 2 種類があります。

  • Hosted
  • Custom

両者の違いは、OAuth クライアント(API アクセスアプリケーション)の所有者および管理主体にあります。

Hosted

Hosted アプリケーションは Power Office によりあらかじめ作成されており、初期値として登録済みです。eCTD Storage 設定を追加する必要はありません。

想定ユースケース

  • 認証アプリを自社で管理しなければならない特別の事情がない
  • 外部組織が所有する OAuth クライアントを許可できる
  • アプリ登録に必要な権限(Box 管理者)の用意が難しい

Custom

Custom 方式は、お客様自身が所有する OAuth クライアントを利用する方式です。お客様が自身のテナントで OAuth クライアントを作成し、その情報を使って eCTD Storage 設定を行います。

想定ユースケース

  • OAuth クライアントを自社で所有・管理したい
  • 外部ベンダー所有のアプリに Admin Consent を許可できない

前提

  • Box の管理者権限が必要
  • 作成するもの:OAuth 2.0 クライアント(Custom App)
  • OAuth クライアント作成の正確な手順については、本ページの情報は参考情報とし、公式ドキュメント(https://developer.box.com/)を参照すること

追加手順

  1. アプリ管理権限を持つアカウントで Box Developers Console にログインhttps://app.box.com/developers/console

  2. カスタムアプリの作成 — 以下の内容で作成します。

    項目設定値
    アプリ名任意
    説明任意
    目的統合
    カテゴリコラボレーション
    統合する外部システムPower Viewer
    アプリケーションの作成者お客様
    認証方法ユーザー認証(OAuth 2.0)

    カスタムアプリの作成

  3. リダイレクト URI の追加 — 任意の URI を指定します。

    リダイレクトURIの追加

  4. アプリケーションスコープの編集 — 「コンテンツ操作 > Box に格納されているすべてのファイルとフォルダへの書き込み」にチェックします。

    この設定は、Box 上のファイル(PDF など)のデータをダウンロードし、Viewer 上で表示するために必要な設定です。Power Viewer では、Box リソースへの書き込みは一切行いません。

    アプリケーションスコープの編集

  5. クライアント ID とクライアントシークレットの取得 — クライアント ID とクライアントシークレットを取得します。この情報を Power Viewer に登録します。

    クライアントID・シークレットの取得

  6. OAuth クライアントの情報を画面2に入力し、eCTD Storage 設定を追加

    eCTD Storage 設定を追加

Google Drive の eCTD Storage 設定を追加する

Google Drive を eCTD Storage として利用する際、OAuth 2.0 / OpenID Connect に基づくストレージアクセス用のアプリケーション(OAuth クライアント)を構成する必要があります。

Google Drive の場合、他のクラウドストレージと異なり、Custom のみ利用可能です。

Custom

前提

  • Google Workspace の管理者権限が必要
  • 作成するもの:OAuth 2.0 クライアント
  • OAuth クライアント作成の正確な手順については、本ページの情報は参考情報とし、公式ドキュメント(https://console.cloud.google.com/)を参照すること

追加手順

  1. Google Cloud Console へログインhttps://console.cloud.google.com

  2. OAuth クライアント ID を追加

    OAuthクライアントIDを追加

    OAuthクライアントIDの作成フォーム

  3. クライアント ID とクライアントシークレットを取得

    クライアントID・シークレットを取得

    クライアントID・シークレットの詳細

  4. スコープの追加 — データアクセスタブで、以下のスコープを追加します。

    • …/auth/drive.readonly

    スコープの追加

  5. アプリの公開

    アプリの公開

  6. OAuth クライアントの情報を画面2に入力し、eCTD Storage 設定を追加

    eCTD Storage 設定を追加